大地からのお便り

2026/09/24 00:05

9月23日は秋分の日。

秋分は日本国民の祝日ですので、24節気の中でも特に有名なのではないかと思います。
さて、「夏至」を書いた時には特に気にしなかったのですが、なぜ夏至は祝日ではなく、
秋分は祝日なのか、皆様ご存じですか?
私は今の今まで全く気にしたことなく、ちょっと調べてみたところ、
 
春分の日や秋分の日は、かつて「春季皇霊祭」「秋季皇霊祭」という皇室の祭祀が行われていたことが由来となり、祝日となりました。
一方、夏至や冬至は全国民的・国家的な行事が定着しなかったため、単なる天文現象(太陽黄経が90度になる日)として扱われ、祝日にはなりませんでした。

ということらしいです。
では、「秋季皇霊祭」とは?
秋分の日をお中日(真ん中の日)とした前後7日間をお彼岸と言いますが、
歴代天皇の霊をまとめて祀る日を決めるにあたって、すでに定着していたお彼岸の信仰をうまく利用したというのがこの秋季皇霊祭のようです。

そんな秋分の日。
あの世とこの世がつながり、ご先祖さんらが帰ってくる日、先ほどチラリと出てきた「お彼岸」とも深くかかわっている日です。
では、お彼岸と何がそんなに深くかかわっているのか?
東洋医学の観点だと、秋分の日を過ぎると夜が長く、涼しい「陰の季節」が始まるとされています。
そんな切り替わりの日である秋分は、昼と夜の時間がほぼ同じになるという日です。
この陽と陰のエネルギーが釣り合った時、陰陽の境界線が薄くなり、先祖の霊や目に見えない世界への感謝に意識が向きやすくなると考えられると言われています。

・・・いまいちピンときませんね!

皆さんハリーポッター知っていますね?(知らない人はごめんなさい)
細かく解説すると違うのですが、あくまでイメージとして想像してみてください。
ハリーポッターと炎のゴブレットの終盤でハリーと例のあの人(ヴぉる)がお互いの杖で魔法を繰り出します。
そして、お互いのエネルギーがぶつかりあったときに、なんとハリーのお母さんやお父さん、セドリックの霊が現れるのです。
これは魔法がぶつかりあうことにより呪文の逆行(プリオリ・インカンタテム)が発動し、
この世の者が、境界線を超えて亡くなった大切な人と一時的に再会するというシーンなのですが、
映像で見るとエネルギーが釣り合うことによって、現世とあの世の境界線があいまいになっているように見えます。そして、ハリーは死者への感謝を、死者からはエールを送られる、思いを通わせあっているのです。

秋分の日、そしてお彼岸を考えた時にふとこのハリーポッターのワンシーンが浮かんできました。
先ほどもかいたように秋分の日を抜けると「陰の季節」が到来します。
「陰」とは、活動に対する休養を意味しますので、次の「陽」の季節までのメンテナンスの時期です。
ハリーが例のあの人(ヴぉる)との闘いで死者との対話を経て、いったんホグワーツへ戻るように、
我々も次の活動に向けて、戻るべきところでしっかりと休養したり思考を巡らせる必要があるのかもしれません。
その時に、ご先祖さんやすでに人間社会と切り離されてしまっている自然への感謝を想いながら、
物思いにふけ、時には自分の思うように手足を動かすのもいいのではないでしょうか。





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